趣味の世界

趣味の世界：登山：　中央アルプス　八ヶ岳（赤岳2,899m 横岳2,829m 硫黄岳2,765m）
2008年8月1日～8月2日


①8/1美濃戸口に駐車。車百合、オダマキ	②3時間かけて赤岳鉱泉に到着	③行者小屋ではヘリコプターの空輸が

④中岳道を登り中岳、見下ろす行者小屋	⑤中岳から観る赤岳、頂上小屋も見える	⑥赤岳頂上小屋

⑦赤岳山頂でブロッケン現象、私の影	⑧赤岳（2,899m）登頂記念	⑨8/2朝、山頂で見る日の出

⑩日の出前の雲上の富士山	⑪横岳へ縦走、イワキキョウと北アルプス	⑫鎖場の多い岩場を下りる

⑬岩ヒバリと北アルプス	⑭横岳登頂(2,829m)	⑮左斜面にコマクサの群生

⑯硫黄岳山荘、皇太子登山の石碑が	⑰硫黄岳登頂(2,760m)	⑱赤岩の峰、ここから赤岳鉱泉へ下山
八ヶ岳登山　夕方、雷や夕立の天気が続き、2日も延期したが、8月1日思い切って登山を決行。　美濃戸口に8:15着、駐車場に車を止め、美濃戸高原のやまっ子村へ歩く。9:15やまっ子村からいよいよ登山開始。南沢ルートは直接行者小屋へ向かう道であるが、北沢ルートを2時間10分かけ、赤岳鉱泉に到着。昼食後行者小屋に向かう。13:00行者小屋に到着。文三郎道は登りが険しいと聞き、少し時間はかかるが中岳道を登る。中岳道は比較的ゆるやかな登山道で、約1時間で”←赤岳、阿弥陀岳→”の分岐点に到着し、少し休息をとる。長崎から夫婦で車で来たという女性に出会う。「富士山に登り、今日は八ヶ岳で主人は今、阿弥陀岳に登って、下りくるのを待っている。」との事。私も登って来ようかという思いがよぎったが、断念し赤岳へ向かう。　更に登ると、文三郎道を登って来たという男2人連れに出会う。「リュックを置いて、これからに阿弥陀岳に登って来る。明日は横岳、硫黄岳を経て、赤岳鉱泉へ下りる。」との事である。我々は頂上小屋で宿泊し、翌日は文三郎道を降りる予定でいたが、話を聞き、この人たちと同じく横岳、硫黄岳を縦走し赤岳鉱泉へ下りることに決めた。　15:15赤岳の頂上に到着。山頂で1時間位ゆっくりしている間、テレビで見た事のあるブロッケン現象が発生した。自分の影が丸いスクリーンに映り、手を回すと追従して動く。現象は20秒ぐらいで消えた。偶然とは言え感動した。休息中、展望荘には風呂があると聞き、宿泊するかどうか迷ったが、結局頂上での日の出が見たく、予定通り赤岳頂上小屋に泊まることにした。天気予報の夕立には会わなかったが、曇り空で夕日は見ることが出来なかった。金曜日の夜なので宿泊者は比較的少なかった。　赤岳山頂で話をした男の2人連れとは、布団が隣合わせであった。夜8時には消灯したが、隣の人のイビキが気になり「今夜は眠れそうに無いな」と思い、テッシュペーパーを丸めて、耳栓代わりにして詰め込み寝た。　8/2（土）朝4時過ぎ、朝日を見に出かける人のザワザワ音で目覚めた。昨夜の夕食時のビールと、耳栓のお陰で、少しは眠れたようだ。私達夫婦も厚着をし、朝日を見に外へ出た。いいお天気で、外は寒かった。360度の展望で背後に北アルプス、前方右に富士山、更に右に赤岳山頂と重なるように南アルプスが見られた。山頂で見る朝日と、赤く染まる雲上の冨士山、雲の上に頭を出すアルプスの景色は、今日もまた素晴らしかった。　朝食後5:50横岳に向かい出発。展望荘前まで来ると、昨日の長崎から来た夫婦と、阿弥陀岳に登ると言ってすれ違った男の2人連れに出会い、挨拶を交わす。横岳まではアップダウンの激しい尾根の縦走で、鎖場とか鉄ハシゴの岩登や下りが多く、意外に時間がかかった。横岳山頂には8:20に到着し、少し休憩を取る。　横岳から硫黄岳へ向かう左斜面は、途中出会った人達から噂に聞いた、ピンク色のコマクサの群生が見られた。横岳から硫黄岳の途中に硫黄岳山荘があり、皇太子登山記念の石碑があった。ここで30分位休息。硫黄岳は進行方向から見ると丸いなだらかな山であり、頂上には沢山の人が休息していた。ここで再びこれまで出会った人たちに再会する。皆余り長く休息を取らず下山して行くので、私達も山頂では15分休憩し、いよいよ赤岳鉱泉への下山岐路である赤岩の峰へ向かう。岐路から約1時間で赤岳鉱泉に到着。30分の昼食休憩後、車を置いている美濃戸口まで更に下山。美濃戸高原を経て美濃戸口までは疲れきった足では、途方も無く長く感じられた。午後2時35分駐車場に到着した。クーラーの効く車に乗ると、疲れてはいたが、今年も目的を達成した喜びが湧いて来た。

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